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【イタリアン・モダン・バイオリン】Renzo Bechini 1947 レンツォ・ベチーニ 【クレモナのビエンナーレで金賞】

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【イタリアン・モダン・バイオリン】Renzo Bechini 1947 レンツォ・ベチーニ 【クレモナのビエンナーレで金賞】

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商品の詳細情報

【イタリアン・モダン・バイオリン】Renzo Bechini 1947 【クレモナのビエンナーレで金賞】 ラベル: Renzo Bechini - Pisano fece in Livorno - 1947 OP. XVI 当該楽器の状態は良好です。 レンツォ・ベチーニ 1911年ピサ生まれ、1995年イタリア・ミラノのブレッソで亡くなる。 1932年からリボルノ、ピサ、ミラノで活動。1952年ローマと第4回クレモナ・ビエンナーレで金メダル。 1971年からは専ら弓製作者として活動。 80歳の時に執筆した自伝にこう書いている。「運命が与えてくれる素晴らしい瞬間を除けば、自分の仕事を愛すること(残念ながらそれは少数の人の特権だが)が、この世の幸福に最も近い現実的な方法である。しかし、この真実を知らない人は多いのだ。」 生い立ちと経歴: Renzo Bechini-Pisano(レンツォ・ベキーニ=ピサーノ、1911年1月19日 - 1995年8月25日)は、20世紀イタリアのヴァイオリン製作家・弓製作家です。ピサに生まれ、第二次世界大戦前後からリヴォルノ、ピサ、ミラノで活動しました。若い頃は優れたヴィオラ奏者でもあり、21歳でボローニャの王立フィルハーモニー音楽院にてヴィオラのディプロマを取得しています。演奏家として活動する一方、経済的事情から自分で楽器を作ることを決意し、1920年代末から1930年代初頭に独学で製作を始めました。製作の知識は製作仲間の助言や1919年刊行の手引書『Il Liutaio』(著:Domenico Angeloni)によって学んだとされます。正式な製作学校や師匠には師事しておらず、トスカーナ人気質の粘り強さで試行錯誤を重ねながら技術を磨いていきました。1932年頃から本格的に楽器製作家として活動を始め、以後一生を通じて製作と改良を続けました。生涯に製作したヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの弦楽器は約50挺にのぼり、その後述べる功績からも近代イタリアの優れた製作家の一人として知られています。 製作スタイル: Bechiniはモダンイタリーらしいストラディバリモデルを採用しており、その楽器は外観・音響とも伝統的なクレモナ流儀に沿ったものです。たとえば彼の1980年製作のヴァイオリンでは、赤みがかった特徴的なニスが施されており、音色は温かく力強い響きで、反応が良く、輝かしい演奏にも抒情的な表現にも適したバランスの良い性能を示すと評価されています。このように、Bechiniの楽器はイタリア近代の良材を用い、確かな工作精度と伝統的なニス仕上げによって、時代を経た古典イタリアンのような風格も備えていました。製作当初は楽器製作に専念していましたが、やがて自身も演奏していた弓の製作にも関心を広げ、1971年(60歳)に勤めていた機械技師の職を退職すると以降は弓製作に専念するようになります。最後の20〜25年間は弓作りが主となり、その独学ゆえの枠にとらわれない発想で製作した弓は、フランス伝統のスタイルに迫る優れたカーブ(反り)と独特の頭部デザインを持ち、近年オークションにも度々出品され高く評価されています。 受賞歴と認知度: Bechiniは1950年代以降、その製作技術が公式に認められるようになりました。1952年、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で開催された現代弦楽器製作コンクールにアマチュア出品者として自身のヴァイオリンを出品し、第2位銀賞を受賞しています。このローマ1952年コンクールでの受賞は一部資料で「金メダル」と誤記されていますが、実際には第二位でした。続いて1971年、60歳のときにはクレモナで行われた第4回国際ビエンナーレの製作コンクール(トリエンナーレとも称される展示会)にチェロを出品して金賞(第一位)を獲得しました。この1971年の優勝を機に弓製作へ完全に転向した経緯は前述の通りです。このようなコンクールでの連続受賞により、Bechiniの名はイタリア国内の製作家の間で広く知られるようになりました。また晩年には北イタリアの音楽界において功績が称えられ、「レンツォ・ベキーニ賞」と名付けられた奨学金が設けられた例もあります。 彼の制作した楽器や弓は市場でも評価されており、たとえば1989年には1947年製作のヴァイオリンがロンドンのオークションで2,090ポンドで落札されました。弓についても、1998年にヴィオラ弓が約6,365ドルで落札された記録があり、その品質に対する評価の高さが窺えます。総じてBechini-Pisanoは、イタリアンモダンの中でも独学から卓越した成果を収めた異色の存在として、現在も専門家やコレクターから一定の認知を得ていると言えるでしょう。 教育背景と弟子: 前述のように、Bechiniは正式な製作学校に所属せず師弟関係による教育も受けていません。そのため、彼自身に直接師事した弟子も特に知られていません。ただし戦後のイタリア製作界では、1950年代に彼が受賞したローマやクレモナのコンクールを通じて他の製作家とも交流が生まれ、情報交換はあったと考えられます。晩年はミラノ近郊で活動していたことから、ミラノやクレモナの製作家協会との関わりも可能性はありますが、特定の製作家団体への所属記録は確認できません。むしろ独立独歩の職人肌であり、既存の型に囚われない自由な発想を貫いた点に彼の特色が見られます。 時系列の主な出来事: 1911年 1月、イタリア・ピサに生まれる。 1932年 ボローニャ王立フィルハーモニー音楽院でヴィオラ科卒業。独学で弦楽器製作を開始 1936年 初のチェロを製作(第二次大戦中に盗難・流転後、50年ぶりに手元に戻る逸話あり) 1952年 ローマの全国製作コンクールでヴァイオリンが第2位銀賞を受賞 1950-60年代 リヴォルノおよびピサで弦楽器製作家として活動を継続 1971年 クレモナ国際ビエンナーレ製作コンクール(第4回)でチェロが金賞を受賞。同年、本業を退職し以後は弓製作に専念 1980年 リヴォルノにて最後期のヴァイオリン製作(作品番号Op.50前後か)。弓作品が各地で流通し始める。 1989年 1947年製作のヴァイオリンがロンドンの競売で2,090ポンドで落札 1995年 8月、ミラノ近郊ブレッソにて逝去。生涯に約50挺の楽器と多数の弓を遺す 1947年製「Op. XVI」バイオリンの特徴と来歴 この楽器はBechiniの製作番号「Op.XVI」を持つ16番目の作品にあたり、製作者が36歳のときリヴォルノで製作されたものです。写真からは、経年の風格を帯びた赤褐色のニスと、ところどころに演奏や時間による磨耗が見られることが確認できます。f字孔やスクロールの形状はストラディバリモデルに忠実で、楽器全体のプロポーションも均整が取れています。表板には木目の通ったスプルース、裏板・側板・ネックには美しい横板目のメイプルが用いられています。指板や糸巻き(ペグ)などの黒檀部分が入手困難だった戦後間もない時期の作品ですが、本器では指板には黒く着色・硬化処理を施した木材(黒檀風の“エボナイズド”木材)が使われており、部品構成は堅実です。ニスはやや古色仕上げ風に塗られており、製作当初からアンティーク風の外観を狙った可能性も指摘できます(製作家が独学だったため、自身の楽器に人工的な風格を与える工夫をしたとも考えられます)。音響的な評価について本個体固有の記録は多く残っていませんが、同作家の他のヴァイオリンの例では「反応が良く力強い音量を持つ」と評されており、Op.XVIにあたる本器も当時の水準から見て良好な音色を備えていた可能性が高いでしょう。 この1947年製作楽器の来歴: BechiniのOp.XVIヴァイオリン(1947年製)は、文献上いくつかの記録があります。まず、1989年11月1日開催のロンドンの専門オークションで出品履歴が確認でき、当時2,090ポンドで落札されています。この価格は2020年代の現在価値では必ずしも高額とは言えませんが、1980年代当時のイタリア製モダンヴァイオリンとしては適正な範囲であり、本器が市場に流通していたことを示す重要な手掛かりです。少なくともコレクターや販売業者の手を経て国際的に流通していることが分かります。現時点で公的な楽器博物館等に所蔵されているとの情報はなく、個人コレクションに属している可能性が高いです。ただ、上述のとおり市場に出た際には専門家から適切に評価されており、材質や状態によっては演奏家から実用的価値も見出される楽器と言えるでしょう。 ラベルの内容の照合と他作品との比較 ラベルには「Renzo Bechini - Pisano fece in Livorno - 1947. Op. XVI」と明確に記されています。これは「レンツォ・ベキーニ(ピサーノ)は1947年リヴォルノにて製作(作品番号16)」という意味で、Bechini自身が出身地を示す異名「Pisano」(ピサ人の意)を名前に併記している点が特徴的です。このラベル文言は文献上でも確認可能であり、イタリアの弦楽器辞典(ニコリーニの資料)に同一の表記が掲載されています。実際、Nicoliniの記録には「Renzo Becchini - Pisano / fece in Livorno - 1947 / op. XVI」との記載があり、綴りのごく僅かな差異(BechiniをBecchiniと表記)を除けば、本器のラベルと完全に一致します。このことから、本器のラベルが製作者本人によるオリジナルであり、製作年・場所・作品番号の点でも信憑性が極めて高いことが裏付けられます。 Renzo Bechiniの他の作品のラベル様式と比較すると、時期によって若干の違いが見られます。1940年代以前の初期作品では、ラテン語を用いた「Rentius Bechini / Ortu Pisanus / Fecit Liburni 19..」といった形式のラベルが使われていました。(直訳すると「レンツォ・ベキーニ、ピサ出身、リヴォルノにて作る(19..年)」)。一方、本器のように1940年代後半以降になると、ラベル表記はイタリア語に変わり、上記の通り出身地を示す形容詞(Pisano)や製作地・年を記した後に作品番号を付すスタイルが取られています。さらに彼の最晩年の作品(例えば1980年前後)では、「Renzo Bechini, Liuteria Classica, Livorno (Italia) 1980」といった表記も確認されており、自身の工房名または製作流派を示す「Liuteria Classica」という語を加えるケースもあります。いずれの場合も、Renzo Bechiniという名前と製作地・年が明瞭に記されている点は共通しており、ラベルから製作者を特定することは比較的容易です。本器のラベルに描かれた家紋風の意匠については詳細不明ですが、イタリアの製作家によく見られるように個人の紋章や創作ブランドマークである可能性があります。以上を総合すると、本器のラベル表記は文献照合上も他作品との比較上も矛盾はなく、Renzo Bechini-Pisano真作の証左として十分な信頼性を持つものと結論づけられます。 参考文献・情報源: Renzo Bechiniに関するデータは、John Dilworthによる弦楽器職人辞典、イタリアのRenzo Bechini公式サイトおよびブログ、Paolo S.のアーチェリー工房記事、ロンドンのThwaites楽器店の商品解説、ドイツWendlオークション社の出品カタログ、および国内楽器店の販売情報等を総合して作成しました。以上の情報源は専門協会やオークションハウス、専門ディーラーによる信頼性の高い記録であり、本報告の記載はいずれもこれらの出典に基づいています。鑑定書はありません。真贋の保証はできません。ラベルドということでご理解お願いします。
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価格 : 1,870,000 円 (税込)
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